和紙繊維は、他の天然繊維では持ち合わせていない、数々の特徴があります。
和紙繊維の持つ特徴を発揮させるには、限りなく和紙100%がよいことは確かですが、商品化に向けては、化学繊維とのバランスの良い組み合わせ(融合させる)をすることにより、和紙100%以上の特徴を発揮させることに、研究・開発されたのが『和紙布Itoitex』 であると自負しています。代表的な素材は、二層構造 や和紙の糸つくりにあります。
特徴の内、体感や目に見える 現象。
◇汗をかいてもべとつかない。いつも、サラッとしている(綿繊維とは逆で、少し汗ばんでくる方が快適である。)
◇例え、汗や水に濡れても、濡れた感じがシナイ。そして、汗をかいても冷えを呼ばない。
◇通気性に優れている(風に当てると直ぐに乾く。その速さは、綿の5~8倍位)
◇自然の消臭・抗菌作用に優れている。そして、この効果は劣化しない。
◇水と脂の両方を吸い取る繊維。(日本では昔から「脂取り紙」と言って重宝がられている。)和紙繊維にしかないこの現象、石けんや洗剤・シャンプー等の使用、極力控えることにより、よき体調の維持、ケガや・故障の軽減につながる要素であると考えている。
◇非常に軽い。(見掛け比重は、綿の約1/3、毛の約1/2.6 、絹の約1/2.7 、P Eの約1/2.8)
◇水に強い。(構成の仕方によって随分差が出る)
◇摩擦熱が極めて発生しない。(この効果は、特に激しいスポーツ時に発揮される)
特徴の内、目に見えない現象、
◇疲れない。特に長時間身に着け密閉されているシューズ内環境で発揮される。
◇皮膚周辺及び室内空気の浄化作用。(数々の実験によって・実証されている)
◇解毒作用の働き。(この二つ、和紙布はこの現象、ずば抜けて優れている。)
◇毛羽が無いので、ホコリがたたない。そして、ダニなどもよりつきにくい。
◇静電気も発生しない。(天然繊維は一般的に発生しないが、和紙繊維は化学繊維と組み合わせても静電気を放出させる働きがある。)
◇ヒトの肌との相性が良い。(生体親和性が良い)、この相性はよき体調維持にとても大事。
上記現象! 他の繊維にはない数々の特徴発揮しているのは、目に見えない、微生物の働きが大きく関与しているものと考えられています。
常に肌と接するインナーウエアや シャツ、シーツ、ソックス、シューズ、等 のアイテムが、人の 汗・間質液 等に含まれるいろんな老廃物の浄化・解毒作用、が自然に行われています。この現象は微生物による生分解作用の働きであることが、ごく最近実証されるようになってきたのです。(データ、ホルムアルデヒドなる物質は空気中では生分解されないのが常説となっているが、『和紙布』の働き、見事 生分解されていることが実証されている。) この微生物による生分解作用(エネルギーによる)が、上記の、よき体感や疲れない! といった現象となって現れているものと考えられている。
以上、他の自然繊維では見られない『和紙布』の持つ特徴を発揮させるよう研究し、魅力的で感動を与える商品化を実現させ、スポーツに、そして 美容・健康生活に役立てたいものである。